茶碗のなかでも、特に好きなのが粉引です。

粉引の茶碗 

粉引は中国の真っ白な白磁を目指して作られた朝鮮半島で焼かれた焼き物です。

鉄分の多い土に白い土を上からかけ白く見せたものが、粉を吹いたように見えるから粉引または粉吹と呼ばれるようになったようです。

今回の焼成では砂目の柔らかい土に、カオリンベースの化粧土をかけ灰仕立ての釉薬をかけました。

粉引は土の性質が化粧土の下からじんわりと滲み出てくるところが大好きです。

化粧土の調合によっても様々な表情を見せてくれます。

使うことで育っていくのを楽しんいただける方にお使いいただけたら幸いです。